そこになれるか否か、なんですよね、ヒットって。

PS4の静かな動きだしを機能的な面を先ほどニュースで見たもので、少しばかり書いてみます。あくまで整理するためだけなので、あんまり意図はありません。
個人的には株価はあがってほしいのだけどw。


ウォークマン然り、WindowsもCDも、iPhoneも、facebook、LINEだって同じです。そのサービスがプラットフォーム(規格)になれるか否かがビジネスにおいては最大の勝負どころで、性能や機能はすべてその"プラットフォームになるための努力"以外の何ものでもないんです。

プラットフォームにさえなってしまえば、自ずと人は集まる。そこに文字を置くだけで広告として機能するし、1クリックを100円に替えることも出来る。
何億人という下支えの上に1クリックはとても大きいもの、それを理解しつつ、対価を生み出せるか否かがこのプラットフォームの生成。であるからして、ハードの新商品スタートダッシュはものすごく大事なことなんだけど、PS4については今回はどうにも見え難いような気がします。

キーワードとして「ネットワーク」、「シェア」を売りにする今回の商品。もう、的外れ感が凄いんだけど、第一にして”遊び”を理解していればTVの時代は終わっちゃってることに気付かなくちゃいけないと思うんです。
代わるデバイスが手のひらに収まる時代に、高精度グラフィックが人を呼ぶ公式は、それも既にとうの昔に終わってること。にも関わらずそこベースの仕様を組み込んだ挙げ句、他社サービスとの連動、クチコミ訴求に商品反響丸投げとか、もう社運が聞いて呆れるな。

各企業、「無料」、「カンタン」、「つながり」、「連動」と、ユーザーの利点に寄り添う様な魅力を据え置いて商品を発表し、名も知れない会社が財を築く時代に、マネタイズとしても古い公式を引っさげた商品が立とうものなら冷ややかな視線は当然かと思います。だって、無料が当然の時代なんですもの。

その昔は「DVDが見れる・・・なのに安い!」の利点であっという間に規格をかっさらった先見があったはずなのに、後発のAppleが掲げた規格にお株を奪われ、タッチパネルという今や当たり前の操作感に"PLAY"を奪われてる現状。本当の立て直しの意味を考えるなら、まず「人」を考えるべきなんじゃないかなと、結構強く思ってます。

言わんつもりがなんか言っちゃってますがw、とにもかくにもGEEKばかりの相手をしてちゃ、どのみち先は無いよね。マジョリティとなるプラットフォームたるは、「一般に夢をみせること。」。このキーワードが今も昔も規格の生成、すなわちヒットのカギだと考えてます。